竹久夢二のおすすめ見どころ

抒情を含む美人画で有名な大正ロマンの画家、竹久夢二(1884-1934)は伊香保を愛し、
榛名山産業美術研究所建設を世に問うた芸術家です。
竹久夢二の展示は、保科美術館開館を記念して特別に復刻を許された夢二代表作 「女十題」(大正10年)等を展示しております。

若草の少女 kyouen spring

人物紹介

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竹久夢二(たけひさ ゆめじ)
明治17年(1884年)9月16日ー昭和9年(1934年)9月1日

画家であり文筆家でありデザイナーでもあった大正浪漫を代表する人物です。
美人画で有名な竹久夢二ですが児童雑誌や詩文の挿絵を描いたり、文筆では詩、歌謡、童謡などを創作しており詩歌「宵待草」は当時全国的な愛唱歌となり2002年にコマーシャルソングで使用されておりましたので耳にされた方もいらっしゃると思います。
また、多くの書籍の装幀、広告宣伝物、日用雑貨のデザインも手がけていました。

竹久夢二の独特な美意識による「夢二式美人画」と呼ばれる作品の多くは日本画の技法で描かれ、また洋画技法による女性像や風景画など好んで様々な表現形式を試みました、竹久夢二は現在ではご存知の通り評価されておりますが、当時は書籍の表紙や公告美術などが多くの目に触れ大衆人気という形で脚光を浴びていました。

恋愛遍歴についても数々の評伝があり、自身の日記や手紙などで語られる愛の言葉は、構成の多くの創作の題材ともなっております。